2007年08月05日

グエムル-漢江の怪物

グエムル-漢江の怪物- スタンダード・エディション
ハピネット・ピクチャーズ (2007/01/26)
売り上げランキング: 4167
おすすめ度の平均: 3.5
2 ここはどうしても
2 う?…む
1 韓国映画の興行収入記録を作ったってホント・・・?

 

※映画の内容を書いています。注意。

前から気になっていた韓国映画「グエムル」をDVDレンタルで見た。なぜこの映画が気になっていたかというと、リンクしてあるアマゾンの評価でも分かるように、公開当時から「散々な評価」を受けているからだ。 いったいどれだけ酷い映画なのだろう?と、−−さすがに映画で見るのはためらったものの−− 興味が湧き、レンタルで見た次第。

ざっとあらすじを説明すると、ある日突然、川から怪物が出現する。逃げる人々を食べながら暴れ、一人の少女をさらって川の中へと消えていった。娘は死んだものと諦めていた父親の携帯に、娘から「助けて」との連絡がある。彼女の父親と祖父。そして叔父と叔母が少女を助けるために怪物と戦う。というストーリーだ。

このあらすじを読み、『なるほど、愛する娘を救うため、家族が一致団結して怪物と戦うアクション映画なのだな』 などとハリウッド映画的なアクション映画のイメージを描き、グエムルを見ると、力一杯に裏切られて、しかも、ずっこける。なにしろ父親は頭のねじが一つ二つ足りないし、家族もまったくもって普通の人だ。そしてなにより、少女は最後に「助からない」。

悲惨な結末というと「エイリアン3」のような陰惨なゴシックホラーを想像するかも知れないが、その想像も裏切られる。

「ごく普通の家族が、娘を救うために怪物と対決する」。ハリウッド映画ならば、普通の家族とは思えないような、ありえない大活躍を見せるところだ。しかしこの映画はある意味、とても冷徹に、時にシニカルギャグも交えて、普通の家族が怪物と対決する様子を描いている。

唯一、叔母(といっても20代の若い女性) だけは、アーチェリーのメダリストという設定なので、それなりに怪物と闘う技を持っている。持っているはずなのだけれど、真正面から怪物と向き合ったときに、「弓を構える」 「向かってくる怪物に狙いを定める」 「でも、突進してくる怪物にあっけなくはねとばされる」 「下水口の溝に落っこちて気絶する」 とまあこんな具合。 祖父なんて、頭のねじが足りない父親が弾丸の数を間違えたために怪物に叩き殺されてしまうのだ。
『これって、笑うところなの?』
観客側は最初にイメージしていた内容との違いに戸惑う。映画全体がこんなペースで進む。 

正当派ハリウッド的アクション映画でもなく、ゴシックホラーでもない。かといってギャグ映画として割り切っているわけでもなく、そんなこんなで見ている側は次々と頭に描いていた予想を裏切られ、混乱する。

さて、結論。

私は結構楽しめた。 ところどころ冗長すぎたので半分近く倍速で見ておいてなんだけれど、「ああなるほどね」と作り手に共感できたのだ。たぶん、脚本も兼ねたこの監督は、結構ひねくれた人なんじゃないかと思う。私のように。(わらえ)

私の勝手な想像だけれど、作り手は徹底的に予定調和のお約束を嫌ったのだと思う。それはたぶん、ハリウッド的な映画に対するアンチテーゼ。もっと言っちゃうと、予定調和の映画を望む観客への挑戦もあったのかも知れない。

通常この種の映画なら、観客が安心できるストーリーで進行する。ダイハードに代表される映画みたいにね。でもグエムルはことごとく、この「おやくそく」をぶっ壊して進む。そして、いくら銃撃をうけても死なないダイハードなんかよりも、こっちのほうがずっと「リアル」だ。

家族はちっとも大活躍しない。主役であるはずの父親は、まったく使えない上にあっけなく韓国政府に捕まってしまう。しかたないから残った叔父と叔母がよれよれのふらふらになりながら怪物を探すことになる。その一方で、娘は下水口の中で泥だらけになりながら必死で生き残る事への執念を見せる。

ラストシーンは事件から数ヶ月後。娘の代わりに助かった浮浪児と一緒に暮らしている父親が映される。テレビでは怪物事件後のニュースが流れている。事件当時はウィルス感染予防のためと称し、政府とアメリカ軍が一帯を鎮圧した。そのためいくら娘の生存を訴えても救出活動もしてくれなかったし、父親は検疫のために病院に監禁された。さらに多くの市民が犠牲になった。しかし事件後の調査ではウィルスは発見されなかった。というニュースだった。

しかしニュースに全く興味のない父親は、カップ麺の食事をしながらめんどくさそうにテレビのスイッチを足で消した。映画、終わり。

「実際には、そんなもんだよ」。制作者はそんな事を言いたいのでは無いかなと、私は勝手に想像してみた。

おもしろいかおもしろくないかと言われれば、あまりおもしろくない映画ではあるけれど、私としては結構好きだ。 婚約者の乗った船が沈没しかかっているのに、延々と無線で愛の告白をしゃべり続ける海難救助隊員 (そんな暇あったらさっさと助けに行けよバカ) の映画よりも、私は好きだ。

posted by ちゃきん at 09:06| Comment(1) | TrackBack(0) |

2007年08月27日

環境保全CMのキャッチコピーが大嫌い

「やあ、ボクはサナダムシ。ご存じの通り、ボクはヒトの体の中に住む寄生虫さ。

ボクはヒトの体の中で養分をもらい、数を増やした。

どんどん家族が増えた。

でも、数が増えすぎたのか、最近、ヒトの様子がちょっとおかしい。

これは困った。

ボクは、サナダムシの皆に呼びかけることにした。

CMも作ったんだよ。

ヒトの美しい大腸の壁が、ぼくらのためにぼろぼろになった様子が映し出されるんだ。

感動的な音楽も入れたんだ。心を打つような、感動的なCMさ。

CMの最後にはさ、サナダムシの皆が輪になって、スローガンを叫ぶんだ

『ボクらの大切な、ヒトを救おう!』 ってね。

どう? 感動的だろ?」

 

 

* * *

 

 

そんなわけで、私はここ最近になって声高に言われるようになった、「地球を救え」というスローガンが、反吐が出るくらい大嫌いだ。口当たりが良さそうだから採用しただけで、実は深くものを考えていないんだろ?っていうくらい、頭の悪そうなスローガンにしか思えない。考えたのはどこだ?電通か?

ヒトが、自分の体内にいるサナダムシの「ヒトを救おう!」キャンペーンに感謝するわけないじゃん。

posted by ちゃきん at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) |

2007年08月29日

shall we shiba-kanri(ver.070829)

070829_000.jpg

真夏の灼熱地獄を経たせいか、ちょっと元気がありません我が家の芝生。でも、この写真だとかなり状態が悪いようにも見えますが、本当はもうちょっときれいです。 ちなみにデジカメの設定を 「色、あざやか」にすると、

070829_003.jpg

こんな感じに写る。 でも実はどっちの写真も嘘くせぇ。
実際の色合いは、両方の中間くらいだと思ってください。でも、真っ昼間に見ると、太陽が真上にあるためかあまりきれいに見えない。朝に見る芝生が一番きれいだ。

今年の夏は、あまりこまめに散水はしていない。去年はお盆過ぎからほぼ毎日散水していたものの、やはり水道代がばかにならない。かつ、おもったほど効果があるやら、ないやら。今年は3日に1回か2回。芝刈りは週に1回だった。

状態は、例の色むらは無視するとして(わらえ)、外壁から1m以内の範囲はかなり上々の出来映えだ。この部分「だけ」なら渚さんトコとも良い勝負が出来そうな気がする。が、なぜか一番日当たりがよいはずの場所が、ちょっと伸びが悪い。生えてはいるのだけれど、芝刈りの長さまで成長してこないのだ。うーん。

今年の夏を終えて分かったことは、手間をかけないときれいな芝生にならないということだ。当然と言えば当然なのかも知れないけれど、告白すると当初は、「どうせこんな稲科の植物、放っていてもどんどん伸びてくるんじゃね?」と、楽勝ムードだった。駄菓子菓子、実際はさにあらず。調子の良いところは良いものの、均一の状態で生やすことが結構大変だ。というか、まだ我が家は達成出来ていない。

とくに壁に囲まれた部分。日当たりが悪いためなのか、あるいは熱をもった壁により、一層灼熱の影響を受けたためなのか、死滅状態に。 まあ、この部分は正直諦めた。

070829_001.jpg

やはり、実際にやってみないといろいろと分からないものだ。 サッカーなどの芝生管理がいかに大変なのか、身を持って知った。ビッグスワンがコンサート会場として使われたときに、ジュースなんてこぼされた日には、間違いなくかなりのダメージを受けてしまうだろう。 以前だったら分からなかったことだが、今夏、くるみさんのおしっこ被害で身を持って知った。(嫁は初めから心配していたのだが、私は 『おしっこ?窒素肥料でちょうど良いあんばいなんじゃね?』と、余裕でいたのだ。まさかあんなに簡単に枯れてしまうとは…)

ジジイさんの庭で天敵扱いされているキノコ。我が家は天気の良いときはキノコは出てこないものの、雨が降ると夕方からにょきにょきと伸びてくる。すると、毎朝キノコ狩りから始まる我が家。 でも、傘が開いている時点でもはや採っても手遅れなわけで、ならば胞子が撒かれる前に採っちゃえば、すこしは防げるかなと判断。なるべく夕方から夜の、出始めの頃に採るようにしたら、ちょっとは少なくなったような気がする。

ところで、「芝生だって生きているんだ」と渚さんに叱られた、前回のコレ

芝生をひっぺがし、ケンタッキーブルーグラスのタネを撒いた場所が、灼熱の夏を過ぎてどうなったかというと…

070829_002.jpg

死滅しますた。(さあわらえ)

さて、冬の強風にそなえてどうしよう。 このままだと、砂がまいあがって部屋に侵入してえらいこっちゃになって、嫁から叱られるのだ。さあ、秋のうちに対策しなければ。さてどうしよう。

posted by ちゃきん at 12:08| Comment(4) | TrackBack(0) |