2006年10月05日

村上?粟島取材


来年6月発売予定の「るるぶ」新潟佐渡版の取材で村上?瀬波?粟島に9月29、30日、10月1日と2泊3日で行ってきた。


29日は午前中に村上の観光ガイドの人に案内してもらい、町屋の屏風祭りを巡る。観光ガイドの福井さんはこの道15年のベテラン。昔は観光ボランティアとして無料でガイドをする組織だったが今では半日2千円、1日3千円と有料になっている。


村上の商店が中心となってたちあげた商人(あきんど)会。そこが発案した町屋巡り、人形さま祭り、屏風祭りなどの新しい企画は成功を収め、沢山の観光客が来るようになった村上。福井さんのようなボランティアガイドもそれなりに忙しいようである。


その一方、ボランティアガイド制度を立ち上げた時の本来の目的である「村上の歴史、史跡を案内する」からいつしか離れてしまい、単にイベント説明のガイド役を要求されるようになってきた現在は不本意さも少なからずあるとのこと。とくに昔からガイドをされている人の中には、当初の目的と現在のお客さんが求めてくるもののずれに悩み、ボランティアから離れる人もいるという。


人が集まり村上が活気を帯びてくる一方で、いままで無かったような問題も生じてくる。それはたとえばこの日午後から村上のいくつかの料理屋を案内してもらった工藤酒店の工藤さんの話からも伺えた。


「町屋巡りの当初の目的は、観光客に大勢きてもらって商品を沢山買ってさっさと帰ってもらうことではなく、村上に来た人がお店の人とおしゃべりをし、村上の町屋作りを見てもらい、出来れば商品を買ってもらう。と、それが目的だったはず。ところが今は観光バスで乗り付け、団体がわーーっと来て店内が人であふれかえるお店がある。あれでは語らいも接客も出来たものではない。それに、賑わっている一方でまったくお客さんがこない場所もある。これをなんとかしないとそのうち不平不満が溜まってくる」


工藤さんはそう話していた。


外から観光客が集まる以上それはある程度仕方がないことではあるが、ガイドの方や工藤さんから聞く話には、今回村上を観光地として紹介するのが仕事の私には耳が痛いことがたくさんあった。私としては「実際の居住宅を見学されていただくので、見学者はどうかマナーを守り礼節を忘れないでください」と注意書きを入れることくらいしか出来ないのだが。


ちなみに一番上の写真は、割烹「善蔵」で頂いた鮭の白子。鮭の遡上は本当に始まったばかり。この日最初にうかがった時には「まだ鮭が入手できないのでお出しできないのですよ」と寂しそうに言われていた。しかたないので季節に左右されない村上牛の料理を夕方に撮影させていただくことになり、一度善蔵さんを退却。 他のお店に取材している最中に 「今、鮭が手に入ったと仕入れ業者から電話がありました。17時にもう一度来てください。うちの自慢料理、『川煮』をつくっておきますから」と電話が入る。


なんとラッキーな。これも日ごろの行動のおかげ。か?


鮭の白子は本当に新鮮なものでなければ食べられない。朝に揚がったものを夕方出そうとすると、それだけの時間でも半分くらいは洗い流して削らなければいけないらしい。とても珍しいものを食べさせていただきました。ごちそうさま。


この日は瀬波の旅館、静雲荘に宿泊。下の写真は朝食撮影の様子。



30日は岩船10時発の高速船で粟島へ。今年で6年目の開催となる磯タコ捕りツアーの取材だ。






粟島の旅館組合が企画した「磯タコ捕りツアー」も今年で6年目。9月中旬から土曜日開催で私が行った30日が通算で20回目になる。


宿泊先の民宿で渡される道具は、岩の間にひそむタコをおびき寄せる竹竿の先に着いたエサ。



おびき出されたタコを引き揚げるための、釣り針つきの竿



これとタコを入れるための網の袋、魚籠(びく)だ。この三つが宿から支給される。

服装は参加者が用意することになっているが、私の経験から次のイラストの格好を推奨しよう。



「濡れるのイヤン♪」でタコ捕りが出来ないわけでもないが、それだと結局浅瀬でしか獲物を狙えない。当然ボウズ(一匹も捕れない)になる可能性は高くなる。膝まで濡れるつもりで用意するがよろしい。


タコ捕りツアーは一人あたりの収穫重量(数ではなくて重さ)のコンテストでもある。この日の参加者41名。13時に集合し、説明を聞いた後でそれぞれの民宿のクルマで島内の岩場に散る。与えられた時間は15時半まで。先に書いてしまうけれど、この日は好転にも恵まれ過去19回のタコ捕りツアーで新記録の水揚げ量。通常は一人多くても2?3匹しか捕れないタコが最高の人で8匹。私も30分だけの参加で2匹を上げることが出来た。



まずは竹竿の先についたエサを岩の隙間の近くでトントンと叩き、隠れているタコをおびき寄せる。



トントン。とやって、ちょっと待って、またトントンとやるのが良いらしい。岩の奥まで突っ込むと逆にタコが警戒するし、仮に飛びついてきてもこちらが見えるところまで引っ張り出すのが大変なので、あくまで岩の手前でトントンだ。わかったな。


タコがいると、のそのそと脚を伸ばしてきたあとで



と飛びついてくる。波があると見にくいのだけれど、急に竿がぐいっと引かれるのでわかるはずだ。このぐいぐいと引っ張られる感触が一番楽しい瞬間だ。



タコの行動が面白いので、引き上げないでしばらく放置して見ていた私。姿が見えるところまでおびき出したら釣り針のついた竿で、タコさんの頭を狙って一気に引っかける!



このとき、おっかなびっくりゆっくりとやっていてはダメだ。あくまで一気に 「とうっ!」が基本だ。『ちゃー、しゅー、麺!』のかけ声の、麺!で手前に引っ張るのがよろしかろう。アルビレックス新潟のサポーターなら『エジ、ミウ、ソン!』のソン!で一気に引こう。



磯ダコなので大きさはせいぜいこんなものだ。ちなみにこの日、一番の大物は私が同行した人が捕った490グラムのタコだった。



その方の魚籠。手前に見えているのが一番の大物。この男性はトータル重量では2位だった。


話を元に戻そう。タコを引っかけて引き揚げるとこんな感じだ。



タコを食う人種って世界的にもものすごく少ないらしい。ヨーロッパだとスペインとギリシャだけだっけ?生き物なら何でも喰う中国の人はどうなんだろう? たしかにこの姿を見て食欲が沸く方がヘンと言われれば確かにヘンなのかも知れない。(イカとナマコもね)


さて、引き上げたタコは早速魚籠に入れたいところだが



とにかく逃げる逃げる。タコさん必死だな、ぷぷっ。(そりゃ確かに必死なわけだが)


引き上げて喜んでいるうちに逃げられた人を何度か見た。では、逃げられないためにどうしたらよいのだろうか。私の宿泊した民宿のお父さんに聞いてみよう。



そうですか。気絶させるのですか。どうするのかな?



いやそれ、気絶というか、なんというか、


タコさんは体が天然の衝撃吸収素材で出来ているものだから、そうとう気合いいれて岩にたたきつけても元気です。ここで諦めたら逃げられます。



たたきつける度にぐちゃ。びちゃ。ぐしょ。って大層なスプラッター音がします。ここでめげてはいけません。



なお、観光客用にぼかしてやってもらってますが、本当は引き上げたらすぐに頭を裂いてハラワタを引きずり出し(以下検閲)


そうこうしているうちに、私の竿にタコが飛びつきました。私は自分で捕るよりもその様子を取材するためにきたので、近くの人に「ここにタコがいます!」と博愛の精神を持って譲り (嘘)、その様子を写真に撮らせていただいた。


が、譲った方がちょっとひ弱さん。釣り針で引っかけるのもおっかなびっくりで何度も逃げられそうになる。なんとか引き上げたものの、すぐに逃げられそうになって、前出の宿のおとうさんから 「岩にたたきつけな!」と言われても





ああ面白かった。粟島タコ捕りツアー。


参加費は、民宿一泊(二食付き)と翌日の昼食にわっぱ煮がついて大人7千円(粟島までの観光船は別)とお得なお値段。


ちなみに今年のタコ捕りツアーは次の7日で最後。来年以降も継続する予定だそうですので興味をもたれた人はぜひどうぞ。問い合わせ先は粟島観光案内所。TEL(0254)55-2146 まで。ただし、ちょっと秘密ですが宿と相談の上でツアー日以外でもタコ捕り体験は可能とのこと。直接民宿に相談してみてください。


粟島の情報はこちら まで。

posted by ちゃきん at 13:03| Comment(1) |

shall we shiba-kanri(ver.061005)

秋になって庭の芝生の生育もほとんど止まってきたが、それでも今年最後の芝刈りをしなければならない程度に伸びてきている。昨日、芝刈り機をお借りしてきたので早速やってみることにした。今まで使っていた芝バリカンではあまり短く刈ることが出来なかったこともあり、今回芝高は15mmに設定。結果的には短すぎたかも…。




ゴミ袋約2袋分も刈れました


刈る前の状態を撮影していなかったのが失敗だった。


芝刈り機の電源を入れる前に庭をざっと見回し、10月としてはそれなりにいい感じじゃない?などと思っていたものの、いざ刈ってみるとこれがもう悲惨。


芝は手入れがそれなりに大変と聞くが、ではほったらかしにしておくとどうなるのか? などと脳天気に放置しておいたらこうなりました。さあこれから庭に芝生を張りたい皆さんは、これを悪例としてちゃんと見ておいてくださいよ。私が体を張って悪い例をやったんですから。


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反対側から写した写真


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見ての通りのまだら模様。とりわけ壁側はほぼ壊滅状態。7月頃は「うわーい。壁側の芝の生育がむちゃくちゃ早いよ。ばんばか茂っているよー」とはしゃいでいたのに、実際はこのありさま。 刈れていない場所をよくよく観察してみると、前回目土を入れた部分は新しい葉が下から生えてきていて緑。刈れているのは目土を入れていなかったところが多いようだ。


一番悲惨なのは庭側面の芝生。


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今一番悲惨な状態になっているが、実は7月までこの場所が一番状態が良かった。考えられる原因は水。実はこの場所、雨が降るとマンション上階からしずくが落ちてくる。一見根が腐れそうなものだが全体的に水はけが良すぎるこの庭においてはこのくらいがちょうど良いらしく、日増しに芝生が青くなっていた。当時は…


しかし、梅雨の時期を過ぎた段階ですぐに水やりを開始すればよかったものの、私は8月まで放置。 上っ面だけ青々としているのでだまされていたが、伸びきった芝の下はだんだんと悲惨な状態に。


というわけで、芝生育成としては常識以前ともいえる「芝刈りの必要性」を、わざわざ失敗を持って学習したという次第。


また、前回芝ツアーズのときに他のお宅を拝見させていただき、芝の密度が我が家と段違いに濃いことにびっくり。かねてから我が家の芝生は見た目が貧弱なのはなぜなのだろうかと思っていたことが、密度がすかすかであることが原因のひとつであることに気がつく。さいわい我が家には購入して15分しか使わなかった(笑)芝カッターがあり、刃の部分は根切り用の刃に交換可能だ。来年は頃合いを見て根切りをし、密度を増そうと思う。

posted by ちゃきん at 14:18| Comment(2) |

2006年10月19日

幸福の木


3月頃に買った、ドラセナ・マッサンゲアナ - 通称 幸福の木 。 水やりは週に1回くらいで良いのであまり注意して見てこなかったのだが、こちらの気がつかないうちにだいぶ成長していたようだ。確か買ってきたときにはこれほどに葉が茂ってはいなかったはず。さらによく見ると、幹を割って中から芽が出ている。



さらに成長している場所もあって、下の写真の芽はそれなりに葉が出てきた。



ちょっとその芽が出てくる場所はいかがなものかと思うけれど。


ところで、「幸福の木」と打とうとしたら最初に変換されたのが「降伏の木」だった。そんな観葉植物は、ちょっと困る。


posted by ちゃきん at 10:58| Comment(0) |

2006年10月20日

発作的に始める禁酒週間

べつに酒豪と言うほどでもないが、私はそれなりにお酒が好きだ。ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーと、特に種類にこだわりがあるわけでもなく、酒と名の付くものが自宅に置いてあれば毎日でも飲んでしまえる。そんな私ではあるが、時々発作的に1週間単位で禁酒を始めることがある。今、私はそんな発作的禁酒週間に突入し、今日で4日目になる。


嫁としてはいっそのこと酒を完全に止めて欲しいと思っているのかもしれないが、そこまでのことを考えているわけでもない。第一、私が発作的に禁酒をするのは、体の健康のためを思ってとはちょっと理由が違う。断言できるけれど、体を害すほどに多量に飲んでいる訳ではない。また、酔ったとしても人様に迷惑をかけるような酔い方をしていない自信が私にはある。酔っぱらって暴れたり、人に絡んだり、説教したり、くどくなったりしつこくなったり、女の人のお尻を触ったり、酔いつぶれて記憶をなくしたりと、そのような酔い方はしたことがない(と思う)。酔って記憶を無くし、あとで周りの人から自分の痴態を聞かされて反省。自戒のために禁酒するとか、そういう理由とも異なる。


アルコール依存症患者というと大量のお酒を飲むイメージがあるが、実は毎日毎日飲酒するだけで充分依存症の資格があるのだそうだ。私は1日ビール500ml缶で1本か2本。そのくらいの量なのに、アルコール依存症のレッテルを貼られてしまうとすると、それはちょっとイヤだ。だからと言って依存症のレッテルを貼られるのがイヤで禁酒週間を設けているのとも違う。私が時々1週間単位で禁酒をするのは、自分の行動が薬物(アルコール)に操られることなく、自分の意志によってのみ決めることができているのかどうか。それを確認しておきたいからだ。


確か映画「マトリックス」にあったセリフだったと思うが、人間が機械をきちんとコントロールしているのか、あるいは機械が人間の手を離れて勝手に行動しているのか。その判断基準とは、人間が機械のスイッチを切る事ができるかどうかだという話が出てきた。機械ですら明確に人間のコントロール下に置くというのはなかなか難しいことなのに、自分の体が自分の意志以外の何かに操られているというものは、かなり気持ちの悪いものだ。


タバコが止められなかった友人が、ある本を読んで禁煙に成功したことがある。彼は「確かに今まではタバコを吸うと、『ほっ』とリラックスしていたんだけれどね。その本を読んだら恐ろしくなっちゃってね」と話をしてくれた。本にはこう書かれていたらしい。


タバコを吸うことで神経がリラックスするのではない。そこを勘違いしている人が多い。タバコの実態とはこうだ。タバコに含まれるニコチンに体が慣れてしまうと、それ無しでは神経伝達が鈍るようになってしまい、結果としてイライラした気分になる。、ニコチンが切れた時のイライラした気分が、タバコを吸うことで満たされリラックス「したような」気分になる。つまり、ニコチンが無いと平静で居られないような体に改造し、わざわざイライラする気分を作り出し、そのイライラを収めるためにタバコを吸う。これがタバコの本質だ。これは明らかに薬物によって人間が操られている現象である。そしてその陰に、薬物で人間を操りお金を儲けている組織がいる。それを自覚すべきだ。


この話を聞いてタバコを吸わない私もかなりショックを受けた。そうか、薬物の依存症になるというのは自分の体と精神が「それなしではいられない」ように改造されてしまうことなのだと、実にリアルに感じた。


その話を聞いてから、自分の体と精神はあくまで自分の意志によってコントロールしているのか。それとも、アルコールという薬物によって操られているのか。そのあたりを時々確認するようにしている。


posted by ちゃきん at 18:32| Comment(2) |

2006年10月27日

我が家は2人の人間と2匹のハムスター

3月に新居に引っ越して初めての冬を迎えようとしている。今まで使っていたファンヒーターではリビングがとてもじゃないが暖まらないので、それなりにパワフルなものを新しく買わなければならない。同じく買わなければならないのがスタッドレスタイヤ。以前、二人それぞれ持っていたクルマを処分し、新しく1台のクルマを買ったのだ。そんなわけでこの前の日曜は、ファンヒーターとタイヤの下見をするつもりでカー用品店や電気店やホームセンターを回ったのだけれど、その時のことだ。


嫁は昔から犬が好きで、今でもことあるごとに犬が飼いたいとせがむ。私は決して犬は嫌いではないものの、飼った後の責任や面倒くささを考えるだけでおっくうになってしまって賛成できないでいる。現在我が家ではハムスターを一匹飼っているものの、ケージの中で勝手に生活してくれるのでほとんど世話がない。散歩させる必要もなく、トイレのしつけができずに部屋を汚される心配もない。真夏で無ければ放っておいたまま2?3日くらいの旅に行くこともできる。だからサッカーでアウェーに行くときもあまり心配はいらない。それと、これは私にとってはとても大切な事なのだけれど、ハムスターは昼ほとんど寝ているので自宅で仕事をしていても邪魔にならない。もっとも、最初に来た「もも」は、人の姿や気配を感じると「なんかくれー。私とあそべー」とぱかりに、ガチガチと大音響でケージをかじってうるさかったのだが、それでも無視していればやがて諦めて静かに巣に退散する。なかなか諦めてくれないときは、(なぜか仕事が忙しいときに限ってしつこいのだけれど)、風呂場や離れた別室にケージごと退去願っていたし、ハムスターはこういうときにとても楽ちんだ。さらには犬と違って芸を教える面倒くささがない。


ところがこれが犬となるとそうもいかない。豪邸に住んでいるならいざ知らず、我が家の3LDKの中でワンワンとほえられたら、どこに閉じこめたとしてもうるさくてかなわないだろう。トイレのしつけや散歩も必要だ。エサもいろいろ考えなきゃならないしお金もかかる。それになによりも、私はお手やお座りのできない犬なんてまっぴらごめんだ。だからいろいろと芸も教え込まなければならないので、そう考えると実に面倒で憂鬱になる。そんなわけで、どうも私は犬を飼うことに賛成できずに嫁にダメを言い続けてきた。


亀田のムサシはいろいろな生活用品や園芸用品、二階には画材店もあって居るだけで楽しく、私たちはよく買い物に行く。日曜日も当然のように行ったのだが、ここに来る度に用もなく立ち寄るのがペット売り場だ。子犬の姿を見ては嫁は、あれが欲しいこれが欲しいとうわごとのように言う。当然私は首を縦に振らない。振らないというか、「飼ってもいいけれど、俺は一切面倒見無いからね」と突き放す。さすがにそんな状態で一人で飼う勇気は嫁には無いようだ。そんなことを繰り返しているウチに、最近彼女は「じゃあ、ハムスターをもう一匹飼ってもいい?」と聞くようになってきた。


「なんで?もうすでに一匹いるからいいじゃないか」と言うと、「だって、ハムスター一匹では小さすぎて、私の愛情が受け止めきれずにこぼれてしまうもの」などと、わかったようなわからないような事を言い出す。


今、我が家にいるハムスター「あかり」は、メスのブルーサファイヤ(ジャンガリアンの亜種)。本当はオスを飼って繁殖させるのが嫁の希望らしいが、そんなことをしてネズミ算的に増えられたらそれはとても困るので大反対。すると彼女は、「じゃあ、犬を飼うのはとりあえず諦めるし、ハムスターもあかりと同じメスにするから」と言い出す。なんとまあ粘り腰の交渉だ。ついには「どうせチップの入れ替えやトイレ清掃とか、実際の世話をするのはキミだからいいけれどね」と、根負けしてOKを出した。


でも、ハムスター追加を認めないのなら犬を飼うぞと言うそれは…



こんな交渉のような気がするのだけれど、どうなのだろう。


私からOKをもらい、喜び勇んでハムスター選定に取りかかる嫁。ハムスターのケージの前で動かざる事岩のごとしになる。ジャンガリアンハムスターは個体ごとの性格の違いが一番はっきりしているハムスターということで、単純にどれでもいいというわけではないらしい。確かに私の経験からもジャンガリアンの性格の多様さは明白で、最初に飼った「もも」はひたすら元気。人の姿を見るやケージを破壊しそうなほどに自己主張していたが、今の「あかり」は静かにこちらをじーーっと見つめるだけだ。意地悪してひまわりの種を与えずにいると、ももは「くそー。くれー、ひまわりの種くれー」とばかりにケージにかみつき、しまいには人間の子供がちゃぶ台に手をついて飛び跳ねるように、ケージにかみついたまま後ろ足でぴょんぴょん跳びはねて地団駄を踏むのだ。ところが同じことをあかりにやると、「くれないの?そうなの?」という感じですごすごと巣に戻っていく。ケージのひと噛みも、しやしない。


嫁は20分ほど迷ったあげく、ようやくお気に入りの一匹を見つけた。しかし選んだハムスターがどう見てもあかりよりは、ももに似たタイプ。いや、もしかするとあれ以上に活発っぽい感じだ。売り場で紙の箱に入れてもらうのだが、さっそく空気穴に噛みついて広げようとガシガシ音を立てている。レジで会計をする頃には穴を広げて鼻の頭を出してしまい、それに気がついたレジ担当者から笑われたほどだ。



買ってきてすぐ撮影。まだ慣れていないので手のひらに乗せるのは少々無理があるのだが、ちょっと記念撮影用に我慢してもらった。これまでの中で一番小さいかも知れない。名前は「あかり」とそろえるつもりで「ひかり」とした。ネットや本によると、ゴールデンは縄張り意識が強いらしくて他ハムスターとの共同生活はまず無理。ジャンガリアンは慣れによっては共同生活が可能らしい。ただし、「子供の時から一緒にいないと無理かも知れません」とペットショップの人のアドバイス。


我が家に来て3日ほど経過したので、あかりと対面させてみた。ひかりよりもむしろあかりの方がビビっている。



ケージ越しでは互いにキバも向かず威嚇の鳴き声も上げずと、わりといい感じなのでちょっと接触させてみることにした。もちろん噛みついたらすぐに離せるように準備しながらだ。


あかりはひかりにあまり興味がなさそうで、むしろケージから出されたことが気になるらしく右往左往。ところがそんなあかりを見つけたひかりはなんと、体の大きさが4倍くらいのあかりに突進。猫パンチならぬハムスターパンチを浴びせる。(攻撃ではなく単にじゃれているだけなのかも知れない。ペットショップでもひかりは盛んに他のハムスターにちょっかい出していた)


こうなるとさすがにめんどくさそうながらも反撃するあかり。するとひかりはあっという間に腹を出し、きーきーと鳴き声を上げて「降参」のポーズをとる。犬だけじゃなくてハムスターもこういうポーズを取るのだなぁと、妙なところで感心した私。



一瞬、あかりがひかりに本気で噛みつきやしないかと焦ったのだが、そこは大人の余裕からか「降参」するひかりの臭いをくんくんと嗅ぐだけのあかり。その間も、きーきーと鳴き続けるひかり。さすがにこれは刺激が強すぎるだろうと二匹を引き離す。今までの仲間の中ではお山の大将だっただろうひかりは、かなわない相手の出現にショックが大きかったらしく、しばらく固まっていた。ちょっとかわいそうだったかな、ごめん。


ところでそれはそうと、肝心のファンヒーターとスタッドレスタイヤを買ってないや。新潟市の空には白鳥の声が響くようになり、冬はすぐそこに来ているのだけれど。

posted by ちゃきん at 17:51| Comment(0) |